エコイチハラ
A.不要食器を「食器を作るための原料」の一部として、再利用する試みのこと。
食器のリサイクルと聞くとみなさんどのようなイメージをもつでしょうか。恐らく多くの方がリサイクルショップやフリーマーケット等といった、いらなくなった食器をきれいに洗浄して、再販、再使用するというようなことを想像するのではないでしょうか。ここで言う食器のリサイクルとは、そういった意味でのリサイクルではなく、いらなくなった食器をもう一度食器を作るための原料の一部にしようという試みです。
食器のリサイクルは、使用済みの食器を回収して1ミリ以下になるまで粉砕した食器くずを従来の粘土に20%ないし50%(50%はまだ試験段階ですが)練りこんだ「リサイクル土」を作ります。この土を用いて成型、焼成されたのが「Re-食器」です。
一度焼かれてしまった焼き物は1000年たっても土にかえりません。しかし使われなくなった食器の処分方法は埋め立てしかありませんでした。つまり循環していかないのです。それをどうやって循環させるか、焼き物をもう一度焼き物の原料として再利用できないかという考えから生まれたのが「Re-食器」です。
日本に一台しかない粉砕機で1ミリ以下になるまで粉砕した後、従来の土に20%(または50%)混ぜ込み、食器を作るための「はい土」にします。
食器のリサイクルを実現するには、不要食器の回収、運搬、資源化のための粉砕、粘土作り、食器の作成、流通させる卸売りなどの一連の企業が集まらないと成り立ちません。この一連の企業集った組織がGreen Life 21 Project、GL21プロジェクトです。